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当社のグループ会社である日本管財株式会社は、アスリートキャリア支援プロジェクト(ACEプロジェクト)を推進しています。

今回は本プロジェクトの一環として、プロバスケットボールチームの選手を対象に自己を振り返るワークショップとインタビューを行った結果を報告いたします。

 

 

■ACEプロジェクトについて

近年、全国の自治体では、スポーツを核としたまちづくりや地域交流の促進を目的に、アリーナをはじめとするスポーツ関連施設の利活用が進んでいます。

日本管財では、国際的スポーツ大会の会場施設の維持管理や大規模マラソンイベントの警備業務などを通じて、スポーツ関連施設の「安全で持続的な運営」と、「利用者に寄り添う質の高いサービス」を支えており、アスリートにおけるセカンドキャリアの課題も踏まえ、Athlete Career Empowerment Project*(ACE プロジェクト)を推進しています。

これまでには、実際の管理物件の安全を守る当社社員のインタビューや、スポーツ選手との対談などを通じ、アスリートの方の理解や、日本管財が行うビルメンテナンス業務の発信、日本管財ができるキャリア支援方法を検討してきました。

*アスリートのキャリア開発を支援し、セカンドキャリアでも“エース”を目指す想いを込めたプロジェクトです。

 

■今回の取り組みについて~ワークショップおよび選手インタビュー~

今回は、ACEプロジェクトの一環で、プロバスケットボールチーム「東京ユナイテッドバスケットボールクラブ」(以下「TUBC」)にご協力いただき、アスリートが抱える悩みや課題、将来の目標を可視化するワークショップを行いました。

その後、3名の参加者に対して、ワークショップの感想や競技に対する取り組み方、将来についてインタビューを行いました。

 

ワークショップ開催概要

開催日時 2026年2月25日(水)(ワークショップ)

2026年3月12日(木)(開催後インタビュー)

参加者 ワークショップ:東京ユナイテッドバスケットボールクラブ現役選手(合計10名)

開催後インタビュー:田口暖選手、徳川慎之介選手、東宏輝選手(計3名)

ワークショップテーマ 人生の歩みを振り返り、自身の強みを可視化し、ビジネススキルへ変換する

 

ワークショップの詳細に関しては日本管財ホームページでご紹介しています。

以下はワークショップ後の選手インタビューです。『Sports for Social』から引用してご紹介します。

 


 

「自分を知る」が、未来を切り拓く武器になる。

現役プロバスケ選手が自分史ワークショップで得た“一生モノ”の気づき

 

アスリートは、一人の人間としてどのような価値観を持ち、どのような未来を描いているのか。

2026年2月、東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)のパートナー企業である日本管財株式会社は、選手を対象に「自分史ワークショップ」を開催しました。目的は、これまでの歩みを振り返り、自分の強みや価値観を「言語化」すること。それは、競技パフォーマンスの向上だけでなく、社会貢献やセカンドキャリアといった「競技の先」にある人生を豊かにするための第一歩でもあります。

今回は、ワークショップに参加したTUBCの田口暖選手、徳川慎之介選手、東宏輝選手の3名にインタビューを敢行。ワークショップを通じて見えてきた「自分だけの武器」と、彼らが描く未来の姿に迫ります。

 

自分を紐解き、価値を再発見する。ワークショップの熱量

今回TUBCの選手たちが行ったのは、『自分史ワークショップ』。プロバスケットボール選手になり、活躍してきたその人生の歩みを可視化し、自分の価値や能力を言語化していきます。

現在プロバスケットボール選手という華やかな舞台に立つ彼らにも、当然ながら挫折や苦悩の時期があります。それをあえて描き出し、「なぜあのとき、自分は立ち直れたのか?」「何に喜びを感じ、何に憤りを感じてきたのか?」を深く掘り下げていきました。

 

 

ーーワークショップを経ての感想を教えてください。

田口

「自分がなにが得意なのか」を考えるいいきっかけになりましたよね。

徳川

きちんと時間を設けて自分自身のセカンドキャリアに向き合うのは、普段なかなかない経験でした。

とくに、自分がどんな性格なのか、どんなことを考えているのかを文字にして表現し、それを仲間と共有できたことですごくいい時間になったと感じています。

 

今回のワークショップでは、Color WiTh株式会社を講師に迎え、“キャリア”の考え方を知るとともに、年表を用いた“自分史”の作成、そしてそれに基づく強みの整理、メンターからのフィードバックを行いました。

 

3人の選手が手にした三者三様の「言語化された武器」

ーーご自身への気づきはどんなところがありましたか?

「同時に2つのことができる力がある」と言っていただき、なんとなく自分でも思っていたことが言語化された感覚がありました。

田口

僕は同じグループの選手から「ブレない」ところを評価してもらえました。

徳川

「リターンを求めずに行動を起こす力」が強いのと、「俯瞰的に見て洞察するところ」は優れているのではないか、と言われたのは、自分でも思っていなかったところだったので、言ってもらえて嬉しさもありました

 

 

ーーこうして自分の強みが見えて、さらにまわりからも評価されると嬉しいものですよね。チームメイトに対しても“気づき”があったりしましたか?

同じグループだった川島選手は、「営業の能力が高い」と言われていて、僕自身も彼をよく知る身としてすごく納得感がありました。実際にやってみてほしいと思ったくらいです(笑)。

田中選手は計画的な性格で、「企画力があるのではないか」と言われていました。これは思ってもみなかった一面で、新しい発見でした。

田口

過去の自分を深掘りする中で、笹山選手の挫折経験が印象に残っています。

怪我で考え方が変わり、自分を見つめ直したことなど、普段一緒にいると改めて聞いたり話したりすることのないような話ができたのはよかったですね

徳川

僕と同じグループには、特別指定選手として加入している穴澤選手がいました。

彼自身はまだ大学生なので、セカンドキャリアという意味ではまだリアルには感じられていなかったと思いますが、穴澤選手のこれまで歩んできたキャリアやターニングポイントの話を聞くことができ、「こういう選手なんだ」と知ることができたのはチームビルディングの観点としてもよかったと思います。

 

競技の粋を超え、地域と繋がる。「プロアスリート」の影響力

ーーTUBCは、地域活動にもすごく力を入れているチームです。練習や試合以外の活動が、ご自身のプレーに好影響を与えることはありますか?

徳川

僕はこれまで、被災地のチームや地方のチームでプレーをすることも多かったのですが、地域活動で関わった方々からはすごくエネルギーをもらっています。

先日、過去に学校訪問で指導をした子がプロになり、対戦することができました。「絶対にプロになります」と言っていた高校生が夢を叶えた姿を見れたこと、そして実際に対戦できたという事実は、本当にバスケットボール選手としてさまざまな活動をやっていてよかったなと思わせてくれます。

田口

僕は、TUBCでスクールのコーチも週1回しています。子どもたちは正直に、試合での僕のプレーに対して「かっこいい」などの感想を言ってくれるので、自分がどう見えているのかすごく勉強になります。「最近勝ってないじゃん」など正直すぎる感想を言われることもときにはありますが(笑)。

やはり地域に出ていくことで、新しく知ってもらう活動になりますよね。

SNSでメッセージをいただいたり、「今度は子どもと一緒に来ます!」と言っていただくなど、スポーツの力で地域を活性化し、楽しめる場所を作れていることは嬉しいですよね。

 

 

■セカンドキャリアを「今」から描く。未来に向けて必要な”ビジネスの視点”

ーーそもそもみなさんは、セカンドキャリアについてどう考えていますか?

徳川

この10年ほどで、“セカンドキャリアの選択肢”が非常に大きく広がっていると感じています

以前は、バスケットボール選手を引退すると、チームのコーチになるか、地元でバスケットボールスクールをやるか、という“バスケの強み”を活かした選択肢が中心でしたが、それ以外のところでも活躍する人が増えています。リーグの注目度も上がり、求められる人材として幅が広がってきていると感じます。

引退後はバスケットボールに関わるところでセカンドキャリアを始めていく予定ですが、「バスケと同じくらいの情熱」を新しい何かに向けられたらおもしろいな、とは常に考えています。

田口

僕は明確にこういうことがしたい、というのはないのですが、コーチライセンスを取得に向けて動いています。引退後の保険としてという考えもありますが、コーチ目線でプレーを見る視点を得ることですごく勉強にもなっています。友人から声をかけてもらった事業にも参加するなど、「やってみたい!」と思うものには参加するようにしています。

今後やってみたいことも頭の中にはいくつかありますが、具体的に動いているものはあまり多くないです。

僕の場合は、一度サラリーマンを経験してからプロに転向したこともあり、「バスケがしたい!」という想いがこれまですごく強くありましたが、今年30歳になり少しずつ次のキャリアについても考えるようになりました。バスケットボールのコーチも1つの選択肢ですし、今少し関わっている飲食関係の事業を拡大することもおもしろそう、と思うこともありますが、まだ“ちょっとずつ動き始めた”という段階ですね。

 

ーー選手たちのセカンドキャリアに関する考え方も変わってきた気がします。

現役中の活動についても、チーム側が理解をしてくれてバックアップしてくれることも増えてきていますよね。選手としてはすごくありがたいなとは思います。

 

ーーこれからの未来に向けて、どんなことを考えていますか?

事業を作っていく上でのプロセスを知りたいなとは思っています。なにかやりたい!と思ったときに、手続きなども含めて必要なプロセスがわかっているといいですよね。選手たちで一緒に学んでみてもおもしろいかもしれません。

田口

たしかに、例えばスクールを自分でやりたいとなったときに実行に移すのは難しいですよね。バスケットボールのスキルを教えることはできますが、ビジネス的にどう自分を見せていくのかなど、大事なスキルはたくさんあるのでこれからも学んでいけたらと思います。

徳川

セカンドキャリアとして何をするにしても、“人を巻き込む力”はもっと身につけたいと思っています。

企業で働くとしても自分でビジネスするにしても、そうした力が身についていたらいいですよね。

 

ーーありがとうございました。

 

今回の記事はこちらからご覧いただけます:「自分を知る」が、未来を切り拓く武器になる。現役プロバスケ選手が自分史ワークショップで得た“一生モノ”の気づき|日本管財×東京ユナイテッドバスケットボールクラブ|Sports for Social
【参考】これまでの記事①:スポーツの熱狂を支える“技術と情熱”|アリーナからホテルまで。“当たり前”を守る建物管理の現場に密着!|Sports for Social
【参考】これまでの記事②:バレーボール選手・柳田将洋が見た“競技の裏側で支える人たちの仕事”|アスリート×日本管財 スペシャル対談|Sports for Social
詳細につきましては添付のPDFファイルをご参照ください。(3.3MB)